ゴールに一直線のせら

2001年秋 せら2才

 この年はエクストリーム(予選会)に燃えた。

 きっかけは、ハイスピードに1度くらい出てみようかな・・・と思って参加した仙台大会。単純なU字型のジャンプだけのコース。楽勝じゃん!と練習走行をしてみると、なんと、せらはゴールを認識してくれない。振り返って飛びついてくるのはいつものことだが、ゴールを潜ることが分からないのである。もう一回やらせて!とゴールを潜るところだけもう一回やらせて貰った。ゴールは一緒に走ってやらないとGO!のコマンドだけでは怪しそうである。

 本番の順番がやってきた。さっきまで楽勝じゃんと思っていたのに、ゴールを併走しようと思ったら、急に緊張してきた。もちろん同時スタート。早くゴールに行かなくては。ゴールを意識するあまりか、第一コーナーで私の体が予定よりも若干内側に向いた。せらはその微妙な動きを察知して「お母さんどこ行くの〜?」と旗門をはずれて内側に入ってきた。

 終わった・・・

 コンマ何秒を争うのだから、寄り道をしたらもう終わりである。がっくし肩を落としてゴールまで走っていくと、せらは勝手にゴールを駆け抜けた。

 さっきの今で、もうわかったんかい!

 ゴールを気にしてしま
って別のミスをしてしま
ったことが悔やまれる。
が、もう終わっちゃった
んだから仕方ない。オー
プン競技が終わり、片づ
けをしていると、
「新潟行こうよ〜〜」と
悪魔の声。う〜〜〜んと
考えたフリを3秒した後、
お財布を持って
本部に走っていた(笑)

 新潟は思い切ってオー
プンも出してみようと思
った。フラッグに一抹の
不安はあったが(一抹
どころか、まだスラロー
ムの練習をしていなかっ
た)何事も経験だ。本部
の人は、まるでマクドナ
ルドのお姉さんのように
とっても勧め上手で、な
ぜかハイジャンプまで申
し込んでしまった(爆)

 新潟くんだりまで出かけ、フル参加で臨んだが、結果は惨敗。

 相模湖ピクニックランドも惨敗

 電話で相棒に終わったことを告げると、

 「あんたには任せておけない。次はオレが走る!」

 「走って貰おうじゃないの!」

ブチ!っと携帯を切り、財布を持って本部へ。

競技終了直後に次回の申込みが出来るって、便利だけど危険だわ。<お財布が

かくして、サマーランドは

 ハイスピード 相棒

 オープン ゆん で参加することになった。

 サマーランド当日、緊張しまくりの相棒。大丈夫かなぁ。

 せらは相棒とはアジリティもしたことがない。せいぜい公園でフリスビーを投げてやるか、居間で抱っこしてテレビを見るくらいしかしたことがない。だけど、私よりもあきらかに相棒は足が速い。ビール腹が少し重そうであるが、それでもまだ速い。初めて競技会らしきものに出るのだから、少しは花も持たせてやりたい。ここ2回のチャレンジでせらも何をするのか分かっているし、ひたすら相棒が走ってくれれば、どうにかなるかもしれない。

 順番までの間、横の広場で相棒とフリズビーさせたり、相棒から美味しいおやつをあげたり、せらの気持ちを一生懸命相棒に向くように努めた。

 ドキドキの出走順が回ってきた。私が近くにいるとせらが気が散ると行けないからと言って、リンクサイドの幕に隠れて見守った。リードをはずし、フセをさせ、スタート!

・・・・・・・・・・

勝手な奴ら

相棒はまるきりせらを見ていない。せらはこのまま外側のスネークにズボ〜〜〜〜っと吸い込まれていった。76番の方の笑顔が何とも言えない。次の順番を待っているダルメシアンのミックちゃんも目が点になっている

 終わった・・・

 それにしてもなんて勝手な奴らなんだ(爆)

 スタートからバラバラだよ<あんたたち

気持ちよく走るせら

相棒はどこに?(爆)

 この後のオープンは、最後から2番目の関門フラッグまでは驚くほどの絶好調。MCにも「速い速い速い!」を何度も言わせた。フラッグまでは・・・。2週間の付け焼き刃ではダメでした。あと1ヶ月速くスラローム教えていれば良かった・・・と自分の無計画を呪うしかありません。会場を沸かせ、一気にため息をつかせる特技を初めてご披露しました(゜o゜)\バキッ

 青春の1ページが終わった。