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ママの宝はせらの宝 せらは本当によく遊ぶ。あんまりよく遊ぶから、私の方が先に飽きるくらいだ。りおと遊んでいるときにはなかったことである。せらが来て間もなくはそれが嬉しくて嬉しくて、会社から帰ると食事の支度もしないで、1時間でも2時間でも遊んでやっていた。しかしそれが日常になってくると、少しセーブしなくては他のことが何も出来なくなってしまう。その結果、ながら遊びをするようになった。 ある日の夜のことである。いつものように私はとんねるずのテレビ番組「食わず嫌い対決」を見ていた。そしていつものように、自分はソファに座ってテレビを見ながらせらにボールを投げてやっていた。ボールを投げた手をそのまま出しておけば、せらはちゃんと手のひらにボールを乗せてくれる。ボールが乗った感触があったら、また投げてやればいい。 30分もやっていただろうか。そろそろやめようかなぁ・・・と思った頃、私の手のひらにボールじゃない何かが置かれた。あったかくてやわらかくて何とも言えない香りのするブツである。視線をテレビから手のひらに移すと、そこにはまだ湯気が漂うウ○コちゃんがあった。 うぎゃ〜!!ひやぁぁぁ!!(爆涙) 驚きすぎて涙は出るわ、手のひらを急に動かしたので、ウ○コちゃんが床に散らばるわ、もう、私は完全に取り乱してしまった。下の癖の悪いダックスフンドを2頭も育てているのだから、それほど排泄に関して神経質なわけではない。健康状態を確かめるためにつぶしてみたりもする。ウ○コちゃんにはかなり慣れている方だと思う。だけどだけどだけど・・・いきなり素手で頂くようなことはしたことがない。 ショックでしばし呆然とした後、野郎どもが踏んでもイヤだし、そそくさと床に散らばったものを片づけた。今更せらを怒ったところでもう分からないだろうし、その日はそのまませらを無視して過ごした。 食フンが癖になったらイヤだ。そんなもの食ったワンコとキスなんて出来やしない。口すすげ!って言ったってぶくぶく出来るものでもない。とにかくこの日から特に注意して排泄したらすぐにウ○コちゃんをかっさらうようにして始末していた。ところが 天災は忘れた頃にやってくる(-_-;) 事件から1ヶ月もした頃(ちょうど気のゆるんでくる頃である)会社から帰宅して、ケージに入っているせらを出してやった後、台所で米をといでいた。台所の入口にせらの気配を感じ、「せらちゃんどうしたの?」と顔を向けると、せらが何かほおばっている。茶色いものをほおばっている。 げっ! せら〜!こら〜!のぉぉぉぉぉ! するとせらは、ウ○コちゃんを口にくわえたままハウスに逃げ込んだ。やばい!早く取り上げなくては!気は焦るが米をといでいる途中である。途中で放り出して後でまたといでも良いのだが、ウ○コちゃんを触った直後の手で米はとぎたくない(爆) 超特急で米をといで炊飯器にセットし、せらのハウスに向かう。「せら、おいで」と優しく言うとしっぽをブンブン腰をプリプリさせながらハウスから出てきた。ウ○コちゃんはもうその辺に出していると思っていたのに、後生大事にくわえていたようだ。「アウト!」と言ったが出さない。それもそのはずで、せらは私に渡すことを「アウト」と認識している。単純にそこに出すように教えていなかったことが悔やまれる。 仕方がないので、ティッシュを手のひらに乗せて差し出し「アウト」。せらはなぜだか満面の笑みを浮かべながらウ○コちゃんを私に手渡した。ここはやはり褒めるべきだろう。複雑な気持ちで静かに「ぐー」と声をかけた。 タイミングの良い褒めは最大のご褒美である と気づいたときにはもう遅い(笑) ママの宝物はウ○コちゃん
そして ママの宝物は私の宝物 byせら
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