生後3ヶ月のせら

「何この子?」

せらを連れて帰ったときに、相棒が最初に発した言葉である。

ゆん「え?今日来るって言ったじゃない」

相棒「ボーダーコリーが来るんじゃなかったのか?」

ゆん「そうだよ」

相棒「だから、この犬はどうしたの?」

全く会話が噛み合っていない。

ゆん「ボーダーコリーじゃん」

相棒「だましたな」

(だまして何の得になると言うのだ)

相棒「俺がボーダーコリーを知らないとでも思っているのか!ボーダーコリーってのは飛宝みたいなのをボーダーコリーって言うんだろ!」     注:飛宝とは草アジYコーチの愛犬である

ゆん「あ、これもボーダーコリーなんだよ。」

相棒「嘘だ、正直に何を買ったのか白状しろ!」

(そんなこと言ったってボーダーコリーでしかないから白状のしようがない)

ゆん「もうすぐ血統書も来るから大丈夫だってば!」

相棒「本当かなぁ・・・」

 それからしばらくして血統書が届き、納得した相棒であったのだが・・・
とっくに(スムースだと)気づいても良さそうなものだと思うのだが、なんと相棒は、フワフワのゴージャスなボーダーコリーになるのは今か今かと待っていたらしい。せらが5ヶ月も過ぎた頃、

相棒「せらの毛なかなか伸びないね」

ゆん「こんなもんじゃないの?」

相棒「こないだお散歩してるボーダーの子犬にあったら、4ヶ月だって言ってたけど、けっこう伸びてたよ」

ゆん「あ、せらはスムースだから」とまだ言い終わらないうちに

相棒「そんなの聞いてない!(怒)」

 確かに毛が短いことは話していなかったが、どっちにしろ、私の犬なんだからそんなにこだわらなくてもいいだろうと思うが、密かにふわふわに育ったせらを夢見て楽しみにしていたらしい。思い切り期待を裏切られた相棒は、この日からしばらく落胆の日々を送ることになった。

せらを見るたびに「おまえは本当にぶちゃいくでかわいそうだな」と話しかける。

それなら、あんたの毛生え薬でも一緒につけてポンポンしてやれば!と喉元まで出てきたけどやめておいた。おかげで、せらは今も毛が短い。