いよいよレッスンの始まりである。最初のレッスンでは一緒に1個のハードルを跳ぶところから始めて、2個まで横について跳べるようになった。りおはやっぱりすごいのである。しかし、この日先生に重大な指摘を受けることになる。それは、りおに覇気がないと言うこと。
「りおが一番好きなものは何ですか?」と聞かれたとき何も答えられなかった。
「自分の犬が好きなものが分からないんですか?」そう言われると実に情けない。だけど、りおは本当にいろいろなものに興味がないのだ。強いていえばお散歩が好きなくらい・・・。
「おもちゃは?おやつは?」先生は細かく聞いてくれたが、おもちゃ大好きのまっくに比べてりおは大して興味を持たないので、あまり与えたこともなかった。おやつはせいぜい1週間に1本犬ガムをやるくらいである。先生は外人のように両手を挙げて「Oh〜!りおちゃんかわいそうに、あなたはおやつも貰ったことがないんだね」と言った。
先生は他の生徒さんからおやつの寄付を募って、私の両手は寄付されたおやつでいっぱいになった。レバーあり、ささみ肉あり、ジャーキーにクッキー、どれもおいしそうである・・・ジュル・・・って私がよだれを垂らしてどうする。
それまで私は食べ物で釣ってまでしなければならない躾ならしなくていい
と思っていた。けれども、何かを覚えるまでの間、犬のひとつひとつの成果を認めてあげるためにも、わかりやすいご褒美としておやつを使うのもありなんだ・・・とこの日初めて学んだ。
今までお目にかかったことのない美味しいおやつに釣られて、りおは頑張りました。
そして帰り道、早速ペットショップに行き、ありとあらゆるおもちゃを買い揃えたことは言うまでもない(爆)
